君はどこからやってきたの?(文鳥の遺伝と色)

モノたんの換羽がきっかけで、文鳥の遺伝についても少し調べる機会がありました。

 

 

なぜ桜文鳥のネルに、シルバーとパステルノーマルの兄弟がいたのかは納得したのですが……。

思い違いをしていたなあ、と気づかされたことがありました。

 

私が子どものころ、お店には桜文鳥と並文鳥と白文鳥しかいませんでした。

シルバー文鳥やシナモン文鳥は、もう存在していたようですが、私が田舎に住んでいたためか、そもそも日本に入ってきていなかったのか。

いずれにせよ、見かけたことはなかったです。

 

そのころは、文鳥の遺伝と色の関係もシンプルで連動していて、分かりやすかったと思います。

ノーマル文鳥(原種)の遺伝子と、白文鳥の遺伝子だけで、どちらも同時に持っているのが桜文鳥。

以上。でした(笑)

 

そのうち、インドネシアでは乱獲で数が減ってしまったため、ノーマル文鳥(原種)は数十年前に輸入ができなくなりました。

いつの間にか店頭で見かけなくなったのも、そのせいだったのですね。

 

 

有名な「文鳥団地」さんによるまとめです。

今でもノーマル文鳥さんをたまにSNSで見かけますが、これもシナモン文鳥からの部分的な先祖返りみたいですね。

(なので、昔見たノーマル文鳥を指すには(原種)と書き加えてみました)

 

初めて輸入禁止を知ったとき、私は「日本でこんなにも文鳥は栄えているのに?」と不思議に思ったのを覚えています。

 

もちろん、インドネシアの文鳥たちも栄えてもらうのがベストだけど……。

日本では国産のトキがほんとうに絶滅してしまいそうになっていて、大騒ぎで。

それに比べたら……という気持ちがありました。

 

でも今、日本で生きている文鳥たちは、違ったんですね。

 

 

上記を読んで、やっと「なぜ国産のトキがあんなに問題になっていたか」も分かりました。

 

文鳥にも同じ問題が起こっているんですね……。

もともと文鳥を飼っていたおかげで、野生動物の保護には興味がありましたが、基本的なところを思い違いしていたみたい。

 

ネルは外見は桜文鳥だけど、中身は「日本の桜文鳥と白文鳥の遺伝子だけをもった」桜文鳥ではありません。

先代、先々代はどうだったのかなあ?

ネルは里親でお迎えしたせいで、たまたま兄弟たちの羽色を知ることができましたが……。

お店からお迎えした子たちは、推測さえできません。

 

飼い主として興味はあります。

 

「君はどこからやってきたの?」

 

でも、それだけです。

多くの飼い主さんもそうだと思いますし、たくさん飼っていれば、遺伝など気にせずカップルになって欲しいと思うでしょう。

 

ただ、野生の文鳥たちのことを思うなら……。

例えばインドネシアへ連れて行って、現地でお迎えした子とペアリングするのはダメなんですね。

ワシントン条約のコンセプトからすると、日本にいる文鳥たちは「交雑種」になってしまうから。

 

すこし難しい話になってしまいましたが、そういうことを知るにつけ、あらためて弥富市の佐屋高校のプロジェクトを応援する気持ちが高まりました。

 

外国からすると「交雑種」なのかもですが、昔の思い出を持つ私からすると、日本の桜文鳥・白文鳥の遺伝子も大事に思えるのです。

それらを今もそのまま持てているとしたら……もう、弥富文鳥たちくらいしか思いつきません。

 

産業の復活と種の保存は少し違うのも分かります……。

でも結果として、日本の桜文鳥・白文鳥の遺伝子にとっても、良い方向に向かうことを願ってやみません。

 

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